女性の薄毛は男性脱毛症と根本的に違う!原因とケア法を徹底解説

同じ薄毛・抜け毛トラブルでも、男性と女性とでは原因が異なります。遺伝的な要因が強い男性の薄毛と違い、女性の薄毛は食生活やストレス、女性ホルモンなどさまざまな影響を受けて発症するため、原因に合わせた薄毛対策が必要です。ここでは、女性特有の薄毛・抜け毛の原因や対処法について詳しく紹介していきます。

女性の薄毛には種類がある!あなたはどんな症状?

様々な原因が絡む女性の薄毛。ここでは、女性の薄毛の種類について詳しく紹介していきます。

全体のボリュームが減ってきた:びまん性脱毛症

状態

  • 髪の毛1本1本が細い
  • 髪の毛にハリやコシを感じない
  • 地肌が目立つ
  • 全体的にボリュームが減っている

このような症状は、びまん性脱毛症と考えられます。びまん性脱毛症の原因は、加齢によるホルモンバランスの乱れや、ストレスによる自律神経の乱れなどさまざまです。さらに、無理なダイエットや食生活の乱れによって発症する場合もあります。これらに共通するのは「血行不良」です。髪の毛に栄養を運ぶのは血液です。糖質や脂質の多い食事を続けると血液がドロドロになり、また、ストレスや女性ホルモンの減少で自律神経が乱れると、血行が悪くなります。その結果、髪の毛に十分な栄養が行き届かなくなります。しかし、ホルモンバランスの調整や、食生活を見直すことなどにより、症状の改善が期待できるため、早い段階で対策を行うようにしましょう。

産後抜け毛がひどい:分娩後脱毛症

状態

  • 産後2~3ヶ月あたりで髪の毛の抜ける量がふえてしまった

このような症状は、分娩後脱毛症と考えられます。大きな原因は、ホルモンバランスの崩れです。妊娠中は、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の両方が増加しています。エストロゲンには発毛を促す働きが、プロゲステロンには育毛を維持する働きがあるため、妊娠中は一時的に毛周期が変化し、非妊娠時に比べ、髪の成長期の期間が延びているのです。しかし出産を終えると、これらの女性ホルモンは一気に減少してしまうため、ホルモンバランスが崩れます。そうすると、抜けるはずだったのに、妊娠中のホルモン増加により抜けなかった髪が抜けるようになり、一時的に抜け毛が増えます。また、産後のストレスが加わると、円形脱毛症を併発する場合もあります。分娩後脱毛症は個人差があるものの、産後6ヶ月から1年ほどで回復するので、栄養たっぷりの食事とこまめな休息をとるようにし、様子をみましょう。

部分的に髪が抜ける:円形脱毛症

状態

  • 部分的に髪の毛が抜ける(眉毛・まつげを含む)

このような場合は、円形脱毛症が考えられます。円形脱毛症は男性よりも女性に、また、25歳以下の若い世代に発症するパターンが多いです。原因は、精神的ストレスや自己免疫の過剰反応(アトピー性皮膚炎など)で、突発的に起こることも少なくありません。範囲が狭い場合は、自然に治ることもあります。予防、改善策として、ストレスをためないことはもちろんですが、頭皮マッサージや栄養バランスのとれた食生活を続けることが大切です。アトピー性皮膚炎の場合は、専門医の診断により、抗アレルギー作用や頭皮を保護する作用を持つ薬を使用することがあります。症状が気になる場合は、病院で相談しましょう。

髪が長くて、横や後ろの薄毛が気になる:牽引性脱毛症

状態

  • 分け目や結び目が薄毛になり、地肌が目立つ
  • 髪の毛が長く、横や後ろのボリュームが減っている

このような場合は、牽引性脱毛症が考えられます。牽引性脱毛症とは、髪の毛を引っ張ることで毛根に負荷がかかり、薄毛になった状態を指します。例えば、いつも同じ位置に髪の毛を結っている、分け目を変えない、エクステを使用しているなどの場合に起こるため、思い当たる方は早急に対処しましょう。頭皮マッサージで血行を促進させるほか、場合によっては育毛剤を使用するのもおすすめです。

抜け毛と頭皮のべたつきが気になる:脂漏性脱毛症

状態

  • 頭皮や髪の毛がべたつきやすい
  • 頭皮に赤みがある
  • 頭皮がかゆい
  • 頭皮から黄色っぽいかさぶたのようなものが剝れ落ちる

このような場合は、脂漏性脱毛症が考えられます。脂漏性脱毛症では、過剰な皮脂分泌により頭皮がべたつき、それを餌に菌(マラセチア)が増殖するため、頭皮のかゆみや赤みが生じます。そのまま放置すると炎症が進み、頭皮環境が悪化することに。そうなると、髪の毛が細くなる、髪が抜けるなどの症状が現れるのです。ストレスや生活習慣の乱れによって皮脂の分泌量は増えるのですが、皮脂を除去しようと洗浄力の強いシャンプーを使うことはかえって刺激となり、皮脂の過剰分泌につながります。したがって、予防や症状の改善には、生活習慣や食生活の見直しだけではなく、適度な洗浄力のシャンプーを使うこともおすすめです。

抜け毛と頭皮のかゆみ・フケが気になる:ひこう性脱毛症

状態

  • 毛穴を塞ぐようにフケが大量に出る
  • 頭皮がかゆい
  • 頭皮に赤みがある

このような場合は、ひこう性脱毛症が考えられます。ひこう性脱毛症は、大量に発生したフケが毛穴に入り込むことによって起こります。大量のフケがかさぶたのような状態になって毛穴を塞ぐことで、皮脂や老廃物の排出が滞ります。その結果、頭皮環境が悪化して、抜け毛や薄毛といった症状が現れるのです。原因ははっきりとしていませんが、アレルギー性皮膚炎などで頭皮が敏感になっている場合や、ホルモンバランスの乱れ、栄養バランスの偏りなどが考えられます。根本的な治癒を目指すには、自己免疫力を高めることが大切です。低刺激のシャンプーを使用することはもちろん、パーマやヘアカラーを控えるようにし、生活習慣を改善していきましょう。

女性の薄毛の原因は?男性の脱毛とは違う!

同じ脱毛でも、男性と女性で原因が異なります。男性の薄毛は「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが、一方、女性の薄毛は「エストロゲン」や「プロゲステロン」のほか、食生活などの生活習慣が原因と考えられます。遺伝的な要素もある男性の薄毛に比べ、女性の場合は男性ホルモンが少ないため、生活習慣の見直しや育毛剤などの使用により、薄毛の改善が期待できるのです。では、女性の薄毛の原因について詳しく紹介していきます。

原因1:女性ホルモンの減少

男性の場合は、男性ホルモンの変形が原因で薄毛になりますが、女性は女性ホルモンの減少が原因で薄毛になります。女性ホルモンのエストロゲンには育毛を促進する作用が、またプロゲステロンには育毛を維持する作用があるからです。女性ホルモンの減少は、加齢による更年期や産後に多く見られます。

原因2:ストレスや睡眠不足

ストレスや睡眠不足によって、自律神経のバランスが乱れ、精神が常に緊張状態になります。すると、血管を収縮させるホルモンが増加して血行不良が起こり、髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなるため、薄毛になってしまうのです。無理なダイエットによるストレスにも注意が必要です。

原因3:食生活の乱れ

脂質が多い食事を続けていると、血液中のコレステロール値が高くなり、血液がドロドロになります。また、糖質の摂りすぎも同じです。血液中にブドウ糖が溢れてタンパク質と結びつき、糖化を起こすことで血液がドロドロになり、血行不良になります。その結果、髪の毛に栄養が行き渡らなくなり、薄毛になります。

原因4:頭皮の汚れ

皮脂によるベタつきや頭皮の乾燥によるフケの増加などが、薄毛を引き起こします。皮脂やフケは毛穴に詰まりやすく、それらが、紫外線や細菌によって酸化することで、毛根部が炎症を起こします。すると、発毛に欠かせない毛母細胞の死を誘発するため、薄毛や抜け毛などの症状が現れるのです。また、シャンプーの洗い残しにも注意が必要です。

原因5: ヘアカラーやパーマによる刺激

刺激性の強いヘアカラーやパーマは、薄毛の原因になります。ヘアカラーを行うと、髪の毛をコーティングしているキューティクルが開いた状態になるため、髪の毛のもとであるタンパク質(ケラチン)や栄養素が流出し、髪の毛が細くなります。また、ヘアカラーやパーマなどの薬剤は頭皮にとって刺激が強いため、頭皮に負担がかかり薄毛につながるのです。

原因6:洗浄力の強いシャンプーの使用

洗浄力の強いシャンプーは、頭皮の保護に必要な皮脂を奪うため、薄毛につながります。皮脂の過剰分泌は薄毛の原因ですが、頭皮の乾燥予防や外的ダメージからの保護という点において、一定量の皮脂は必要とされます。しかし、洗浄力の強いシャンプーによって、必要以上に皮脂が奪われると、頭皮が乾燥状態になり、フケが大量に発生します。このフケが毛穴に入り込むことで、老廃物の排出がうまくいかなくなり、炎症を起こして薄毛となるのです。

このように、女性の薄毛は日常生活におけるさまざまな要因が絡んで発症しているため、男性と同じ対処をしていては改善が期待できません。では、女性のための改善方法とは何なのでしょうか。

女性のための改善方法

今日からすぐに始められる女性の薄毛改善方法として、ホルモンバランスの調整や、生活習慣の改善が挙げられます。それらを具体的に説明していきます。

イソフラボンを摂る

ホルモンバランスを安定させ薄毛を改善するためには、女性ホルモンの働きを促す必要があります。女性ホルモンは更年期や出産の影響で減少してしまいますが、実は食べ物に含まれる成分により、女性ホルモンの働きをサポートすることができるのです。それが「イソフラボン」です。イソフラボンは大豆製品に多く含まれており、エストロゲンに似た作用があるため、積極的に摂れば、ホルモンバランスの安定による薄毛改善が期待できます。また、大豆製品以外にも、イソフラボンを配合したサプリメントを摂ると便利でしょう。

女性専用育毛剤

頭皮環境の改善や育毛サイクルの促進により、薄毛の改善が期待できます。そのためには、女性専用育毛剤を使用するのも一つの方法です。女性専用育毛剤には種類があり、女性特有の悩みに対応したものが販売されています。

  • 女性ホルモンの減少による薄毛
    女性ホルモン調整作用のある育毛剤(ヨモギエキスやフラボステロンなど)
  • 頭皮の乾燥による薄毛
    保湿作用のある育毛剤(トレハースやヒアルロン酸など)
  • ベタつきやフケによる薄毛
    抗菌・抗酸化作用のある育毛剤(チョウジ、セージなど)

また、すべての原因にアプローチする育毛剤として、新陳代謝や血行を促進する女性専用育毛剤もあります。これらの中から、あなたのお悩みや原因に合った女性専用育毛剤を使用しましょう。なお、男性用育毛剤は、さっぱりした使用感や刺激のあるタイプのものが主流です。男性に比べ、女性は皮膚の刺激に弱いため、男性用育毛剤の使用は控えましょう。

軽い運動

軽い運動を行うことで血行が良くなり、薄毛改善に役立ちます。おすすめは、ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動です。激しい運動や無酸素運動は血行が悪くなり逆効果なので、無理のない範囲で運動を行いましょう。

食生活の改善

栄養バランスをきちんととることで、髪の毛に栄養が行き渡りやすくなり、薄毛改善が期待できます。脂質や糖質の摂りすぎに気をつけ、和食中心の食生活を心がけるとよいでしょう。DHAやEPAは、血液をサラサラにする効果が期待できるため、それらを含む青魚もおすすめです。

睡眠をきちんととる

睡眠不足は自律神経の乱れを誘発し、薄毛の原因になるため、きちんと睡眠をとるようにしましょう。眠っている間に成長ホルモンが分泌されるので、毛母細胞が活性化され発毛を促すほか、新陳代謝が促進され頭皮環境が良くなります。

今すぐどうにかしたい!対策方法

薄毛を予防・改善するためには毎日の積み重ねが大切ですが、目立ってしまう頭皮やつむじ、全体のボリュームダウンをごまかす方法もあります。根本的な薄毛改善につながるわけではありませんが、すぐにでもどうかしたい!という方はぜひ試してみてください。

分け目を変える

分け目を変えてみることで地肌を目立たなくすることができます。髪の毛を濡らし、分け目とは逆の方向からドライヤーで乾かすと、クセがとれやすいです。分け目が濡れたままだとクセが戻りやすいので、根元からしっかり乾かしてください。ただし、分け目を変えて痛みを感じる場合は、かえって毛根が傷むこともあるため、無理に変えないようにしましょう。

 ヘアカーラーを使用する

髪の毛のボリュームを出したい場合は、ヘアカーラーを使用して髪の毛を巻くことをおすすめします。トップ部分を巻くだけでも、髪の毛が根元からふんわりと立ち上がるので、ボリュームを出すことができます。ただし、ホットカーラーやヘアアイロンは熱により髪の毛が傷むため、おすすめできません。熱を使わないマジックカーラーやスポンジカーラーを使用しましょう。

前髪をアップにする

髪の毛の長さに関係なく、頭頂部の薄毛を目立たないようにするのは、前髪をアップにするのがおすすめです。ポンパドールなんかはふっくらするのでボリュームが出て良いでしょう。前髪~頭頂部の髪の毛をとったら、毛束部分にワックスをなじませます。そして毛束の後ろ側で逆毛を立てて、毛束をねじったら後方の頭皮につけ、ねじった部分を平らにしてピン留めをします。毛束を頭皮につける際、前方に数センチほど押し出すと高さが出るのでおすすめです。

女性の薄毛は、女性ホルモンの減少や生活習慣の乱れなどさまざまな原因で起こります。栄養バランスのとれた食事や生活習慣の見直しにより、薄毛の予防・改善が期待できるので、髪の毛をいたわりながら適切な方法で対処していきましょう。

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