産後抜け毛はいつから始まる?!改善・対処法とは

産後、急に抜け毛が増えた!と戸惑っている人。産後抜け毛は誰にでも起こりうるもので、異常ではありません。産後抜け毛の原因を知り、適切な対処法を取り入れれば、症状緩和が期待できます。産後抜け毛に悩んでいる人、実際に経験した先輩の声も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

産後の抜け毛はふつう?実は誰にでも起こりうる産後の抜け毛

出産を経験した人のなかで、突然抜け毛が増えたことに驚いた人は多いのではないでしょうか。「いつまで抜け毛が続くんだろう・・・」と不安を覚えるかもしれませんが、産後抜け毛というのは誰にでも起こりうる症状なのです。それではここで、産後抜け毛を経験した女性の体験談を紹介します。

  • 産後の抜け毛がひどくて、排水溝が髪の毛だらけになってしまった。見るたびに悲しい気持ちになってましたが、授乳が終わるまではしょうがないかなって割り切って考えないようにしました(二人娘ママ・40代Tさん)
  • 産後、授乳が終わったころに抜け毛がひどくなった。産後1年経ってからだったので今さら?と驚いた。(息子・娘のママ・40代Iさん)
  • 友人から「3ヶ月目くらいから抜け毛が来るよ」と言われていたけど、意外にも産後2ヶ月から抜け毛が始まってびっくり!頭を洗うときやブラッシングのときも常に神経質に。仕方ないとわかっていてもプチストレスでした。(二人娘のママ・40代Sさん)
  • 産後4ヶ月くらいしたとき、急に抜け毛が増えてパニックに。少しでも見た目の抜け毛量が目立たないよう、髪の毛をバッサリ切りました。(一人息子のママ・30代Tさん)

産後の急な抜け毛に不安を感じるかもしれませんが、まずは、産後の抜け毛がなぜ起きるのか原因を知り、適切な対処法で抜け毛の時期を乗り切りましょう。

産後の抜け毛が起きる原因4つ

妊娠から出産後に見られる抜け毛は「分娩後脱毛症」と呼ばれるもので、ホルモンバランスの変化やストレス、産後の生活習慣の変化などさまざまな原因で起こります。まずは、産後の抜け毛が起きる主な原因について理解しておきましょう。

女性ホルモンの減少によるヘアサイクルの乱れ

髪の毛は、成長期・退行期・休止期というサイクルで生え変わります。1本あたりの寿命は5年前後と言われていますが、妊娠後期は女性ホルモンがたくさん分泌されるので、髪の毛が成長期を維持している状態になり、本来であれば休止期を迎えている髪の毛が抜けにくくなります。しかし、産後は女性ホルモンの分泌量に大きな変動が起きるため、成長期を維持し続けてきた髪の毛が一斉に休止期に入り、抜け毛の症状が現れるのです。

ストレス

産後は、子育ての苦労や生活習慣が変わることのストレスによって、精神的な疲労がたまります。すると、ホルモンバランスが崩れたり血行が悪くなってしまうため、毛根に栄養を送り込むことができず抜け毛を促進すると言われています。

睡眠不足

髪の毛は、睡眠時に分泌される成長ホルモンによって成長します。しかし、子供を産んで間もない頃は、真夜中の授乳や夜泣きなどで夜中もぐっすり眠れない人が多いですね。睡眠不足の状態が続くと、成長ホルモンの分泌が減りますし、血行が悪くなって髪の毛に十分な栄養を送ることができません。その結果、抜け毛を促してしまうのです。子供が昼寝している間など、隙間時間で睡眠時間を確保するようにしましょう。

食生活の乱れ

子育てに追われて自分の食生活が乱れてしまう人も多いと思います。しかし、人は、食べ物から得る栄養によって健康な髪質を維持することができるので、乱れた食生活を控えて栄養バランスのとれた食生活を送りましょう。

産後の抜け毛はいつからいつまで?抜け毛のピークは?

産後の抜け毛は永遠に続くものではありません。個人差はありますが、産前産後に起こるホルモンバランスの乱れが安定すれば抜け毛はおさまります。では、産後に起こる抜け毛の期間やピークはどのくらいなのでしょうか?

産後抜け毛の期間は産後すぐ~1年程度

産後に起こる抜け毛は、産後すぐに始まることが多く、落ち着くのは産後程度と言われています。ただし、これには個人差があるため、半年程度で抜け毛が落ち着く場合や、授乳が終わったころに始まる人も。人間の髪の毛は10万本もあると言われ、健康な人でも1日に80〜100本くらいは自然に抜けていきいます。しかし、産後の場合は、自然に抜ける本数に、今まで抜けるはずだったけれど抜けなかった髪が追加されるため、「枕に抜け毛がどっさり残る」「シャンプーをすると排水溝がお岩さん状態になる」など、これまで以上の抜け毛を目の当たりにする機会が増えてしまいます。

抜け毛のピークは産後3か月~半年程度

産後の髪の毛は、2ヶ月、そして3ヶ月と月日を重ねていくにつれ徐々に抜け落ちていきます。個人差はありますが、3ヶ月から半年ごろに抜け毛のピークを迎えることが多いといわれています。しかし、適切な対処法によって産後の抜け毛を減らすこともできるので、今すぐに始められる方法から試していきましょう。

今すぐできる簡単な対処法は?

産後の抜け毛は誰にでも起こりうるものですが、抜け毛の原因を一つ一つクリアにすることで症状の緩和が期待できます。ここでは、今すぐでも始められる簡単な対処法について紹介していきます。

抜け毛について考えすぎない

産後の抜け毛で不安を感じたり、人目を気にして気持ちが落ち着かないという人は多いのではないでしょうか。しかし、考えすぎるとかえってストレスになり、ホルモンバランスの乱れや血行不良を起こしてさらに抜け毛を促してしまう場合があります。不安に思っていることを家族に相談してみたり、家事や子供の面倒を代わってもらい自分一人の時間を作るなど、気分転換になることを見つけましょう。ストレスを一人で抱え込まないことがポイントです。

有酸素運動を取り入れる

産後は、子供の面倒などで室内にいる機会が多く、つい運動不足になりがちです。しかし、運動不足は血行不良を引き起こしてしまうため、結果的に抜け毛の量が増えてしまうこともあります。血行促進に効果的なのは、全身の筋肉を動かして酸素をたくさん取り込む有酸素運動です。ベビーカーでの散歩はもちろん、スクワットのように〝ながら運動〟ができる手軽な筋トレなら、小さな子供がいても簡単に有酸素運動を取り入れることができます。また、運動は血行が良くなるだけではなく、ストレスの解消や質の良い睡眠につながるため、抜け毛対策としてだけでなく、産後のママにはおすすめです。

頭皮に優しいシャンプーや育毛剤を使う

産後の抜け毛を少しでも減らし、産前のようにハリやコシのある髪質を目指したいならシャンプー選びも大切です。例えばアミノ酸系シャンプーの場合、頭皮への負担が少なく低刺激なので、産後のデリケートな髪質をいたわりながら洗うことができます。また、頭皮に働きかけて抜け毛を予防する育毛剤が効く人も。育毛剤には、血行を良くするもの、保湿をするものなど目的によって配合成分が異なります。効果の表れ方は人によって異なりますが、選び方で大切なのは、有効成分が配合されているかどうかを確認すること。抜け毛を予防したいなら、頭皮環境を整える育毛剤を取り入れてみるのも良いでしょう。半年ほど使用しても効果が出なかったり、使用後不快感を感じるなど肌に合わない場合は使用を中止しましょう。

育毛剤に使われる有効成分

ミノキシジル 発毛効果が認められた成分
センブリエキス 血流を改善させる
ニコチン酸アミド 毛母細胞を活性化させる
アデノシン 毛母細胞を活性化させる
β-グリチルレチン酸 殺菌作用を持つ
ショウキョウチンキ 血行促進、抗菌、抗酸化作用を持つ
塩化カルプロニウム 頭皮の血管を拡張させる

※毛母細胞…栄養や酸素を取り込み、分裂を繰り返すことで毛髪を形成する細胞

栄養の多い食事を摂るようにする

私たちの髪の毛は、普段の食事から得られる栄養によって健康な状態をキープすることができます。特に、産後は子育てや不規則な生活習慣で栄養バランスを意識した食生活を送れないことも多いため、栄養の多い食事で抜け毛対策を行いましょう。

抗酸化成分を含んだもの

抗酸化成分とは、体内に増える活性酸素を除去する成分のこと。活性酸素は、ストレスなどの影響で発生してしまうもので、体内の細胞を酸化させて抜け毛の原因を作ります。例えば、人参などに含まれるβカロテンや、レモンなどの柑橘類に含まれるビタミンC、オリーブ油などに含まれるビタミンEは、代表的な抗酸化ビタミンです。また、トマトに含まれるリコピンや、ブルーベリーに含まれるポリフェノール、大豆に含まれるイソフラボンなども抗酸化成分として知られています。なかでもイソフラボンは、女性ホルモンの働きを助ける作用もあるため産後は積極的に摂りたい成分です。

たんぱく質を含んだもの

髪の毛は、ケラチンというたんぱく質でできています。たんぱく質を構成するアミノ酸には、体内で作ることができず食事からしか得ることのできない必須アミノ酸と呼ばれるものがあります。それらをバランス良く含んだ〝良質なたんぱく質〟を摂ることが大切です。良質なタンパク質には、卵類、肉類、豆類などがあげられます。

ビタミンB群を含んだもの

抜け毛対策には抗酸化作用のあるビタミン類も大切ですが、健康な髪質をキープするためはビタミンB群が特に重要です。例えば、豚ヒレ肉などに含まれるビタミンB1やニンニクなどに含まれるビタミンB6は、たんぱく質の代謝に関係しています。さらに、レバーなどに含まれるビタミンB2は髪の毛などの細胞の再生をサポートする働きがあります。

ミネラル類を含んだもの

ミネラル類とは、3大栄養素(脂質・炭水化物・たんぱく質)の代謝に欠かせない微量栄養素のことを言います。例えば、豚肉などに含まれる亜鉛はたんぱく質の代謝を助けます。亜鉛が不足すると、毛母細胞を含むすべての細胞分裂がスムーズに進まないので、健康な髪質に欠かせないミネラルなのです。また、鉄分は皮膚の粘膜の健康を維持する働きがあるため、抜け毛対策として積極的に補いたい成分です。

産後の抜け毛は心配しなく大丈夫。ストレスを溜めすぎず、プチ対策を

産後の抜け毛は、ホルモンバランスの乱れやストレスなどによって起きるものであって、病気でも異常なことでもありません。ストレスをためないようにしたり、食生活に気を使うことで抜け毛予防が期待できるので、今すぐに取り入れられるものから始めてみましょう。

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