もう繰り返したくない!大人ニキビの治し方と予防法

大人ニキビに悩んでいる方、必読。鏡を見てプツっとしたニキビを発見すると、気持ちも沈んでしまいますよね。大人ニキビとは、思春期ニキビと違い、いくつもの要因が複雑に絡み合っています。この記事では、まず大人ニキビの理解を深め、原因と対策を解説します。厄介な大人ニキビをもう二度と繰り返さない習慣を作っていきましょう。

大人ニキビの基礎知識~原因とタイプ解説~

大人ニキビは思春期のニキビとは異なり、いくつもの要因が複雑に絡み合ってできています。つまり、単純にいつも使っている化粧品を変えればいいわけではないということ。自己流のケアをやみくもに試す前に、まずは大人ニキビについて理解を深めてみましょう。

大人ニキビの原因は? 思春期ニキビとの違いは?

ニキビには大きく分けて、思春期ニキビと大人ニキビがあります。
思春期ニキビは、ホルモンの発達が関係しています。大人に近づくにつれ生殖器の成長が進み、ホルモンの発達とともに皮脂腺も発達します。その影響で皮脂が過剰に分泌され、顔のTゾーンや額など皮脂線が多い部分に思春期ニキビができます。
一方で、大人ニキビは肌の乾燥、睡眠不足や栄養バランスの偏った食生活、間違ったスキンケアなどが関係しています。
アメリカの皮膚科医であるクリグマン先生が発表した「女性における思春期後ニキビ(Postadolescent Acne in Woman)」という文献によると、

大人ニキビは20〜30代のキャリアウーマンに多く、思春期にはニキビを認めない。思春期後にニキビを発症し、主は閉鎖面皰(へいさめんぽう)<白ニキビ>で、生理前に悪化する。

とあります。その原因としては、仕事と家庭の両立などによるストレスで、血中の男性ホルモン濃度が高まることだといわれています。大人ニキビができる場所は、フェイスラインや口がメインです。また思春期ニキビとは異なり、跡が残りやすいのも厄介なポイントです。

大人ニキビのタイプとは?

ひとくくりに大人ニキビといっても、段階があるのをご存知ですか?大人ニキビの発達段階も、基本的には思春期ニキビと同じです。この機会にご自身のニキビの段階を見極め、段階に合わせたケアを行っていきましょう。

白ニキビ

毛穴が塞がってしまい、皮脂が毛穴の中に溜まっている状態。まだ炎症は起きていないのでそのまま治ることもあるが、気づかないうちに悪化していく場合が多い。この時期は体内に熱を発生させる肉料理などを控え、胡瓜や茄子など鎮静作用のあるものを食べるのがおすすめ。

黒ニキビ

毛穴に溜まった皮脂が酸化し、アクネ菌が発生。抗炎症や殺菌効果のある洗顔やスキンケアを取り入れましょう。

赤ニキビ

大量発生したアクネ菌をやっつけるために、白血球が毛穴の中や毛穴の周りに集まり、その結果、赤く腫れ痛みを伴うこともある。できるだけ清潔な状態を保つために洗顔はきちんとすること。ただし、洗いすぎによる刺激には注意し、優しく洗うようにしてください。

黄ニキビ

赤ニキビが悪化し、膿を伴うことで黄ニキビとなります。炎症を起こしてしまった状態なので、自己判断でのケアは行わず皮膚科に相談すること。このまま悪化してしまうと毛穴の壁が壊れて肌がへこんでしまい、いわゆるクレーターとなってしまいます。

大人ニキビの治し方~自宅でできる対処法

大人ニキビができてしまったら、きちんと洗顔を行って、できるだけ肌を清潔な状態に保ってください。とはいえ、肌にとって必要な水分や油分を取りすぎてしまっては本末転倒なので、洗顔は1日2回程度にしましょう。もちろんその際には、泡立てネットを使ってたっぷり泡を作り、手と顔が直接触れないよう泡を顔に広げて、優しく洗顔をしてください。

保湿パック

大人ニキビをまねく原因の一つに乾燥が挙げられます。肌が乾燥することでターンオーバーが乱れ、角層が厚くなりニキビが発生します。そのため厚くなった角質に潤いを与え、毛穴の詰まりを解消したいところ。保湿タイプのシートマスクでパックをし、保湿クリームに比べて油分が少ない乳液で潤いを閉じ込めましょう。

市販の塗り薬を使う

「次の日に大事な用事があるのに、急に大人ニキビが…。」という方は、緊急対策として、市販の塗り薬を取り入れましょう。

オロナイン

オロナインH軟膏

1953年に大塚製薬から発売された「オロナインH軟膏」。もともとは皮膚用の抗菌クリームとして誕生しているのですが、ニキビにも効果的と、話題になっているアイテムです。主成分に「グルコン酸クロルヘキシジン液」を含んでいるので、アクネ菌が大量に発生し、炎症を起こしてしまった赤ニキビにおすすめです。ただし公式サイトなどでは、5〜6日経っても症状が変わらない場合は病院に行くことが推奨されています。

ペアアクネクリーム

ペアアクネクリーム

LIONから発売されている大人ニキビ用の集中治療クリーム。炎症を抑える効果のある「イブプロフェンピコノール」とニキビの症状を悪化させるアクネ菌を殺菌する「イソプロピルメチルフェノール」の有効成分をダブル配合しているため、アクネ菌が発生し始める黒ニキビの段階から治療に取り入れてもいいでしょう。また他の市販薬に比べ、つけた後に透明になるので、メイク前につけても邪魔にならずおすすめです。

医療機関へ行く目安は?

ニキビの段階でもお伝えしましたが、大人ニキビは非常に複雑なので自己判断でのケアは避けた方がいいでしょう。跡が残らないように、基本的には赤ニキビとなった段階で、必ず病院に行きましょう。また、皮膚科に行けば保険診療で「面皰圧出(にきびあっしゅつ)」が受けられます。面皰圧出とは、ニキビに小さな穴を開けて、詰まってしまった皮脂や古い角質を押し出す治療です。ニキビの治りが早くなったり、再発しにくくなったりするので、白ニキビの段階で早めに対処するのも一つの方法です。

意外と知らない! 間違ったニキビケアの例

ニキビができているのに、過度なピーリングケアを繰り返す

大人ニキビができてしまったからといって、早く治すために過度なピーリングを行うの避けましょう。大人ニキビができている時点で、肌は健康な状態ではありません。ピーリングは薬剤を使い、肌表面の角質を無理に溶かすものです。大人ニキビが落ち着いてから行うようにしましょう。

油分を抑えるために、化粧水のみでスキンケアを終わらせる

化粧水は肌に水分や潤いを与える働きがありますが、水分を肌に抱えておく力はありません。つまり、化粧水のみのスキンケアは肌の水分蒸発をまねき、かえって乾燥を進めることになります。肌の乾燥は肌を守るバリア機能の低下となり、大人ニキビがさらに治りづらくなります。もしどうしてもベタつきが気になる場合なら、保湿クリームの代わりに乳液を使いましょう。

大人ニキビ、もう二度と作らないための日々の習慣づくり

できることなら大人ニキビはもう作りたくないもの。それには日々の習慣づくりが何より大切です。今すぐにでも始められる日々の習慣づくりをお伝えします。

体を冷やさないように気をつける

体が冷えると血の巡りが悪くなり、肌に栄養が届きづらくなります。体を冷やさないようにするために、冷たい飲み物を飲むのを控えましょう。できるだけ常温の水や温かいお茶を摂るようにしてください。

ストレスを溜めない

1日の終わりにはシャワーだけでなく、35~38のぬるめのお湯にゆっくりと浸かりましょう。お湯に浸かることで、「アセチルコリン」というリラックス作用のあるホルモンが分泌され、ストレス発散につながります。炭酸ガス系の入浴剤を使えば、血管拡張作用でぬるめのお湯でも新陳代謝促進につながり、体の冷え対策も期待できます。

食事は野菜中心に、バランスよく

野菜はビタミンなどの栄養素が摂れるだけでなく、体内の余分な熱を取り去るので、大人ニキビの炎症対策にも有効です。ただし、健康や美容のために日頃から野菜を積極的に摂っている方は、生野菜ではなく温野菜を摂るようにしましょう。生野菜は体を冷やす原因になります。

大人ニキビを作りやすい食べ物

  • 天ぷらなどの揚げ物
  • 糖分が多いケーキやチョコレート

大人ニキビ予防に効果的な食べ物

  • 硬水(イライラ予防に効果的)
  • ビタミン豊富な温野菜

保湿中心のスキンケア

大人ニキビでお悩みの方におすすめのスキンケア商品をご紹介します。

皮脂トラブルケアシリーズ / キュレル(花王)

生理2週間前から黄体ホルモンの増加により皮脂分泌が増えるので、この時期からはキュレルの皮脂トラブルケアシリーズを取り入れることで、毛穴詰まりを予防できます。
シンプルに洗顔、化粧水、保湿ジェルというラインナップなので、肌にとっての負担が最小限に抑えられます。また保湿成分として、肌に必要不可欠なセラミドを配合しているのも、安心して使えるポイントです。

オードムーゲ / 小林製薬

50年以上も続く薬用スキンケアブランドのオードムーゲシリーズ。余分な皮脂を取り除いてくれる、ふきとりローションからスキンクリームまで、肌トラブルに合わせて選べる8アイテムが揃っています。ニキビ対策に「イソプロピルメチルフェノール」「グリチルリチン酸ニカリウム」の2つの有効成分が配合されているので、抗炎症作用があります。また肌荒れに働きかけるだけでなく、ニキビの原因菌を殺菌し、ニキビができにくい肌に導いてくれる老舗コスメです。

自分自身を丁寧に扱うことが、脱・大人ニキビへの第一歩です。

大人ニキビは、思春期ニキビと違い、生活習慣や環境ストレスによって、特に顔の下半分に多く発生します。
発生段階は思春期ニキビと一緒なのですが、発生原因が複雑なことから比較的悪化しやすいので注意が必要です。特に炎症が起きている赤ニキビまで発展してしまった場合は、自己判断でケアをするとより悪化し、のちにニキビ跡やクレーターになってしまうので早めに病院に行きましょう。
できてしまった大人ニキビには、肌に負担をかけないようにきちんと洗顔を行います。また、緊急対策として市販の塗り薬を取り入れもいいでしょう。
大人ニキビができないために日頃できる対策として、体を冷やさずにできるだけストレスを溜めない生活を心掛けましょう。大人ニキビは複雑な要因が合わさってできるものなので、日頃の生活習慣の改善が重要です。焦らずに自分自身を丁寧に扱うことに意識してみてください。

コラーゲンを上手に補給し、何歳になってもハリのある肌を

オールインワン化粧品で時間をかけずにスキンケア

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